こんにちは!個人事業主として頑張っているあなた、最近「法人化」という言葉が頭をよぎることはありませんか?
「法人を設立したいけど、何から始めればいいんだろう…」そんな悩みを抱えている方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんなあなたの不安を解消し、スムーズに法人設立へと導くロードマップをご紹介します。一緒に、夢への第一歩を踏み出しましょう!
クリックできる目次
まずは、ゴールから逆算しよう!
法人設立って、聞くだけでなんだかハードルが高そうですよね。でも、ちょっと待って!実は最短2週間程度で設立できちゃうんです。
ただし、焦らず慎重に進めるなら、1ヶ月くらいの余裕を持って動き出すのがおすすめです。
便利ツールを活用しよう
「マネーフォワード クラウド」というサービスをご存知ですか?このツールを使えば、必要な書類作成がとってもラクチンになります。フォームに入力していくだけで、難しい書類がスイスイ完成!
事前準備で手続きがグッとラクに
でも、ちょっと待って!いざ始めようとすると「あれ?これが必要だったの?」なんてことがよくあるんです。そこで、事前に準備しておくと良いものリストを作ってみました。
- 設立する会社の印鑑
- 印鑑証明書
- 身分証明書(免許証、パスポート、マイナンバーカードのいずれか)
- 資本金の払込みを行い、履歴を用意
- CD-RまたはUSBメモリ
- 現金(各種手続きに必要)
これらを用意しておけば、手続きがグッとスムーズになりますよ!
コレさえあればOK!(事前準備するもの)
設立する会社の印鑑
※マネーフォワード クラウド会社設立にて購入可能ですが、印鑑の納品まで5営業日以上かかるのと、フォント指定ができないので設立をお急ぎの方や印鑑にこだわりがある方はご自身で準備しましょう。
印鑑証明書
※発行から3ヵ月以内の印鑑証明書が必要です。設立予定の法人の印鑑証明書ではなく、発起人の印鑑証明書をご準備ください。
免許証 or パスポート or マイナンバーカード
上記のいずれかで大丈夫です。
免許証は表面・裏面、パスポート、マイナンバーカードは表面のみ、
スマートフォン等で撮影して画像をアップロードする必要があります。
資本金の払込みを行い、履歴を用意
個人口座に発起人の名義の口座から出資金を入金しましょう。
CD-R or USBメモリ
新しいものを準備しましょう。定款の受け取り時に必要となります。
現金
- 約52,000円→公証役場にて定款受け取り時。(定款認証手数料(50,000円)+謄本交付料(2,000円))
※資本金額によっては30,000円まで引き下がることがあります。 - 150,000円→登記申請時。(登録免許税)
- 3,150円〜5,250円→登記が完了したら、設立後の手続きに必要な書類を法務局へ受け取り時。(印鑑証明書交付申請書(450円)+登記事項証明書交付申請書(600円))
※3~5通ほど取得するのが一般的です。
会社の基本情報を決めよう
さて、いよいよ具体的な内容を決めていきましょう。会社名、所在地、代表者、事業目的…どれも大切な要素です。特に決算月の選び方には注意が必要です。
決算月のちょっとしたコツ
最初の事業年度をなるべく長くするために、会社設立月の前月を決算月にするのがお得なんです。例えば、7月を決算月にすると、最初の事業年度は「8月〜翌年7月31日」になります。
ただし、3月(法人の決算ラッシュ)と12月(個人事業主の確定申告シーズン)は避けた方が無難です。税理士さんも大忙しの時期なので、余裕を持って対応してもらえる月を選びましょう。
印鑑作成、いざ実印の世界へ
法人印の作成、なんだかワクワクしませんか?
柘(つげ)、黒水牛、チタンと、材質によって値段も違います。でも、急いでいる人は、マネーフォワードでの購入もアリですよ。ただし、納品に5営業日以上かかるので要注意です!
定款作成、電子化の波に乗る
さあ、ここからが本番です。定款作成には「紙定款」と「電子定款」の2つの方法があります。
電子定款がおすすめな理由
正直、電子定款一択です!なぜって?
- 印紙代40,000円が不要!
- マネーフォワードの有料プラン(月額2,980円〜)に登録すれば、手数料0円!
- 会社設立後の経理業務や決算書作りにも活用できる
ただし、ここで要注意!
予定していた法人設立日に間に合わないってことになりかねません。慎重に確認しましょう。
いよいよ、法人設立へのラストスパート!
- 定款認証:公証役場で行います。必要なものをしっかり確認しましょう。
- 資本金払込:銀行口座での入出金操作が必要です。
- 登記申請:法務局へ書類を提出します。15万円の登録免許税もお忘れなく!
- 登記簿謄本の発行・印鑑証明書受け取り:これで晴れて法人の誕生です!
定款認証
定款の受け取り場所を選びましょう。
本店所在地と同じ都道府県であれば、どの公証役場でも受け取りが可能です。
- 定款3通(1通は役場原本、1通は法人保管用原本、1通は設立登記の申請用謄本)
- 定款作成の委任状(電子定款の作成・署名を専門家に依頼した場合)
- 本人確認書類(免許証等、顔写真付のもの)
- 実印
- 印鑑(認印でも可)
- CD-Rまたは、USB
- 印鑑証明書
- 現金(32,000円〜52,000円)
【内訳】
定款認証手数料(30,000円〜50,000円)
謄本交付料(2000円)
資本金払込と払込証明書の取得
資本金払込
定款に記載されている通りの資本金を銀行口座から一度出金してから再度入金します。
もちろん振り込みでも大丈夫なので、ネットバンクを利用している方は、ネットバンク間の振り込みが便利です。
払込証明書の取得
払込証明書の取得方法は2パターンです。
通帳あり
- 通帳の表紙
- 通帳の1ページ目
- 出資金の入金明細
通帳なし(ネットバンク)
入金明細
※「銀行名・支店名・口座番号」、「通帳の名義人」、「資本金が入金された日付・振込人・金額が分かるページ」の情報が記載されている必要があります。
登記申請書の作成
必要な書類は下記の9点です。
- 設立登記申請書(表紙)
- 収入印紙貼付台紙
- 定款(公証役場で受け取った定款)
- 発起人の決議書
- 就任承諾書
- 印鑑証明書(発起人)
- 払込みがあったことを証する書面
- 印鑑届出書
- 別紙(OCR用紙)
登記申請(会社設立日)
法務局へ提出しに行こう。
上記の書類と現金(登録免許税:15万)を用意しましょう。
念のため、会社印と個人の実印も持っていくことをオススメします。
登記簿謄本の発行・印鑑証明書受け取り
もう一度、法務局へ行きましょう。
下記の3点を受け取る必要があります。
- 印鑑カード
- 印鑑証明書(1通:450円)
- 登記事項証明書(1通:600円)
印鑑証明書と登記事項証明書は、届け出や法人口座開設の際に求められることが多い書類なので2~5通ほど取得しておきましょう。
おめでとう!法人設立完了!
長い道のりでしたが、ここまでたどり着きました。法人としての第一歩を踏み出したあなた、本当におめでとうございます!
でも、ここからが本当のスタートライン。法人設立後にもやるべきことがたくさんあります。一つずつ丁寧にこなしていきましょう。
この記事が、あなたの夢への道しるべになれば嬉しいです。がんばってください!応援しています!